【引き寄せの法則の嘘】脳は”臨場感”しか信じない。大阪のレイキ「念達法」で未来を書き換える

こんにちは。日本レイキ協会認定師範の足立みずほです。

さて、このシリーズではこれまで、私たちの現実がいかに無意識の「設計図(セルフイメージとビリーフ)」によって作られているか、というお話をしてきました。

この記事を読んでくださっているあなたは、きっとこう思っているはずです。 「原因はわかった。じゃあ、どうすればその設計図を書き換えられるの?」と。

もしかしたら、すでに「アファメーション」のような、ポジティブな言葉を自分に言い聞かせる方法を試したことがあるかもしれません。

「私は豊かだ」 「私は愛されている」 「私は理想の自分になる」

…でも、心のどこかで虚しさを感じませんでしたか? まるで、自分に嘘をついているような、あの居心地の悪さを。

そう、多くの場合、ただ言葉を唱えるだけのアファメーションは、残念ながら効果がありません。 今日は、なぜ効果がないのかという「ガッカリする理由」と、ではどうすればいいのかという「脳が喜んで協力してくれるパワフルな方法」の両方をお伝えしますね。

【ガッカリな真実】脳は「臨場感」が強い方を”現実”だと信じる

なぜ、アファメーションは虚しく響くのか。 答えはシンプルです。あなたの脳が、「言葉」よりも「目の前の現実」の方に、圧倒的に強い臨場感を感じているからです。

口では「私は豊かだ」と唱えながらも、目では請求書の束を見ている。 肌では、満員電車の息苦しさを感じている。 耳では、将来への不安を煽るニュースを聞いている。

五感から入ってくる「今の現実」の情報量と、頭の中の「言葉」だけが持つ情報量。 どちらの臨場感が強いかは、火を見るより明らかですよね。脳は非常に正直なので、「いや、どう見ても豊かじゃないですけど…?」と、あなたの言葉を即座に却下してしまうのです。

【脳のOSを入れ替える】ゲシュタルトとゴール設定

では、どうすればいいのか? 答えは、「未来のゴール」の臨場感を、「今の現実」の臨場感よりも圧倒的に強くすること。

私たちの心は、「ゲシュタルト」と呼ばれる、一つのまとまった人格(OS)によって動いています。そして、脳は一度に一つのOSしかメインで使うことができません。

つまり、「今のうまくいかない自分」というOSが起動している限り、現実は変わらないのです。 やるべきことは、「理想のゴールを達成した未来の自分」という新しいOSをインストールし、そちらをメインOSとして起動させてあげること。

そのために必要なのが、「現状の外側」へのゴール設定です。 今のあなたから見て、「いや、そんなの無理でしょ」と笑ってしまうくらい、ぶっ飛んだゴールで構いません。「月収が5万円アップする」といった、今の延長線上にある目標では、脳は本気を出してくれないのです。

レイキの役割】未来の臨場感を”身体”にインストールする

「ぶっ飛んだゴールの臨場感を高めろと言われても、それが難しいから困ってるんじゃない!」 そんな声が聞こえてきそうですね。その通りです。

頭だけで無理やり信じ込もうとするから、苦しくなる。 だからこそ、思考を飛び越えて、直接”身体”にアプローチするレイキが、あなたの強力な味方になるのです。

私たちは普段、無意識のうちに戦闘モード(交感神経優位)になりがちです。常に緊張し、ネガティブな未来を想定して身構えている状態。これでは、未来のゴールの臨場感など感じられるはずもありません。

レイキのセルフヒーリングは、このガチガチに固まった心と身体を、意図的にリラックスモード(副交感神経優位)へと切り替えてくれます。

  1. 呼吸法で、自分を客観視する力が育つ 
    ヒーリング中の深い呼吸は、自分の思考や感情を客観的に眺める「メタ認知」を鍛えます。すると、「あ、私また”どうせ無理”って思い込んでるな」と、自分のビリーフ(思い込み)にスッと気づけるようになり、手放しやすくなります。
  2. 身体の緊張を解放し、「安心・安全」な場を創る
     身体に優しく手を当てることで、無意識に溜め込んでいた緊張が解放されます。すると、あなたの本能が「ここは安心・安全な場所だ」と感じ始め、戦闘モードが解除されていくのです。
  3. 「大切にされる」という感覚を、潜在意識に染み込ませる 
    何より、自分自身のために時間をとり、エネルギーを与え、丁寧に触れるという行為そのものが、「私は大切にされるべき存在だ」というメッセージを、言葉以上にパワフルに潜在意識へと届けます。これは、自分を大切にする「習慣」のトレーニングでもあるのです。

この「安心・安全」という身体レベルでの土台があって初めて、私たちは心からリラックスし、未来のゴールの世界をリアルに感じることができるようになります。

そして、ここからが日本伝統式レイキの真骨頂です。 この盤石な土台の上で行う、俗にいう「引き寄せ」を、驚くほど簡単かつ強力に実現する技法が存在します。
それが【念達法(ねんたつほう)】です。

これは、単なるアファメーションとは全くの別物。 レイキ中級で学ぶ「シンボル」と「マントラ」という、特別なツールを使って行います。
大正時代から口伝で受け継がれてきたこの技法は、当時はもちろん脳科学などという言葉はありませんでしたが、現代的に解釈すれば、シンボルとマントラが脳と潜在意識にダイレクトに働きかけ、あなたの願いを現実化させていくのでしょう。

やり方は、驚くほど簡単。 それなのに、受講生さんからは「本当にその通りになった!」
「長年の癖が治った!」というご報告が後を絶ちません。

【次回予告】

お疲れ様でした。 ただ言葉を唱えるのではなく、「未来の臨場感」で脳をハッキングする。そして、その土台作りと強力な後押しを、レイキが担ってくれる。これが、本当に現実が動き出すメカニズムです。

しかし、新しいOSをインストールしようとすると、古いOSが「待ってくれ!」と抵抗してくるのも、また事実。 最終回となる次回は、この変化の過程で必ず生まれる「内なる抵抗」や「もっともらしい言い訳」を乗りこなし、新しい自分として生き続けるための**最強の武器「セルフトーク」**について、お話ししますね。

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