その「嫌な感情」見ないふりしても、決してなくなりません

こんにちは!日本レイキ協会認定師範の足立みずほです。

あなたはきっと、とても優しい人なのだと思います。 いつもにこやか、周りに気を配り、自分のことより、相手を優先してしまう。 波風を立てるのが嫌で、「大丈夫だよ」が、口癖。 周りからはきっと、「穏やかで、素敵な、いい人」だと思われていますよね。

でも、そんなあなたの、心の中。

本当は「嫌だ」と感じた、あの瞬間のチクっとした痛み。 理不尽な言葉に、カッとこみ上げた一瞬の怒り。 「いい人」の仮面の下で、見ないふりをして、心の奥底に、そっと押し込めた「嫌な感情」たち。

それ、本当はなくなってなんて、いませんよ。

心のヤカンの中で、グツグツと、静かに、しかし確実に、沸騰し続けています。 そして、その圧力はいつか必ず、限界に達します。

今日は、そのあなたが必死で、見ないふりをしてきた「嫌な感情」と、本当の意味で賢く、そして優しく付き合っていく方法について、お話しします。

感情の正体は、沸騰するヤカンのお湯

「悲しみ」「怒り」「悔しさ」…。 私たちは、こういった、いわゆるネガティブな感情を、「悪いものだ」と、無意識に、心の奥底に、押し込めてしまいます。

でも、それは、沸騰しているヤカンの、注ぎ口を指で必死に押さえつけるようなもの。 圧力はどんどん高まり、いつか全く別の予期せぬ場所から、大爆発を起こしてしまいます。

では、どうすればいいのか? 答えは、シンプルです。やかんに、好きなだけ「ピー!」と、鳴かせてあげること。 つまり、「感情を、感じきる」ことです。

私も、ヤカンを、大爆発させたことがあります(笑)

特にレイキを学んでから、私の中にはある、厄介な思い込みがありました。 それは「ネガティブな感情を持ってはいけない。つねに、人ののいい面を見なければ」と。

だから、平気で不平不満を口にする人を見ると、ザワザワと、嫌な気持ちが湧いてくる。 でも、「こんな風に人をジャッジしてはいけない」と、その自分の本音に必死で蓋をしていました。

そんなある日。 私のこれまでの活動や、夢そのものを、木っ端微塵に、存在じたいを全否定されるという出来事が起きました。

その瞬間、です。 私の中で、押さえに押さえつけてきた、強い、強い「怒り」が、込み上げてきて…
一瞬、殺意すらわきました(笑)。 そしてついに、感情が大爆発したのです。

相手に、思いつく限りの言葉で言い返すと同時に、「ふざけるなー!しねー!」と子供のように、ワンワンと、泣き叫んでいました。

その大爆発の嵐の中で、私は気づいたのです。 「そうか。私はずっと、自分のネガティブな感情に、蓋をし続けてきたんだな」と。 「感じそうになるたびに、瞬時に抑圧してきた。だからこんなにも、大きな力で、爆発してしまったんだ」と。

(それにしても、その私の壮絶な感情の爆発を、ただ、静かに受け止めてくれた相手の器の大きさには、今でも頭が上がりません。笑)

「感じきる」とは、どういうことか

この体験から、私が心から学んだこと。 それは、**「感情は、感じないようにしようとしても、勝手に湧いてくる。それは、仕方のないことなんだ」**ということです。

大切なのは、湧いてきた感情を、良い・悪いで、ジャッジしないこと。 ただ、「ああ、私、今こう感じているんだな」と、淡々と受け入れてあげること。

その「嫌な感情」の波が、自分の体を、ただ、通り過ぎていくのを、サーファーのように、静かに眺めてみる。 すると、どんな感情の波も、永遠には続きません。必ず、引いていきます。 そしてその後に、穏やかな凪(なぎ)のような、心の平和が、訪れるのです。

「感じきる」ための、具体的な3ステップ

「感じきる」とは、決して、難しいことではありません。具体的な、体の反応に、意識を向ける、という、非常にロジカルなプロセスです。

ステップ①:感情を「特定」し、「許可」する 
まず、「ああ、私、今、『悲しい』んだな」と感情に名前をつけます。そして、「大丈夫。今、悲しいと感じても、いいんだよ」と、自分に許可を出してあげてください。

ステップ②:感情を「頭」ではなく、「体」で、感じる 
次に、意識を「なぜこうなったんだろう…」という思考から、「体の感覚」へと切り替えます。「この『悲しみ』は、体のどこで感じているだろう?」「胸のあたりがギュッと締め付けられる感じがするな…」と、ただその物理的な感覚を観察します。

ステップ③:「呼吸」と共に、エネルギーを、解放する
 最後に、その体の感覚を感じている部分に意識を向けながら、深く、ゆっくりとした呼吸を繰り返します。息を吐く時に、その重たい感覚が、体の中から外へ出ていくのをイメージします。

このプロセスを経ると、あれほど強かった感情の波は、役割を終えて、自然と静かになっていきます。

でも、一人で、嵐の中に飛び込むのが、怖いあなたへ

そうは言っても、「一人で、自分の嫌な感情と向き合うのは、怖い…」。 そう感じるのは、当たり前です。

それは、嵐の中に傘も持たずに、飛び込んでいくようなもの。 そんな時、まずは誰かに丈夫な傘を、差してもらうことから、始めてみませんか

私のレイキヒーリングは、まさに、その「傘」になるためのものです。 あなたが、安心して自分の感情の嵐が、ただ、過ぎ去っていくのを体験できる、安全な空間と時間を提供します。 まずは、プロのサポートがある安全な場所で、「感じきると、消える」という、不思議で爽快な体験を一度、味わってみてください。

灯-TOMORI-のレイキヒーリングについて、詳しくはこちら
心と身体を深く癒すレイキヒーリング|大阪・京橋
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そして、自分自身が、最高の「傘」になる方法

人に傘を差してもらう体験は、素晴らしいものです。 しかし、人生のゴールはあなた自身がどんな嵐にも対応できる、自分だけの「最高の傘」を持つことです。

その、「一生モノの傘の作り方」を学ぶのが、レイキ講座です。 講座では、あなた自身の手で、自分や大切な人を癒やし、整えるための具体的な技術(セルフヒーリング)を身につけることができます。

いつ、どんな感情の嵐が来ても、もうあなたは無防備ではありません。 自分で自分に、そっと手を当て、優しいエネルギーを注ぎ、嵐が過ぎ去るのを、待つことができるようになるのです。

自分でできるようになる、レイキ講座についてはこちら
レイキ講座のご案内〜本当の自分に目覚め、安心立命への道を歩む〜
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もう、見て見ぬふりをするのは、終わりにしませんか? あなたの心のポストに、溜まり続けている、古い手紙。 今こそ、その封を、開ける時が来たようです。

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