「なぜ私だけ運が悪いの?」その原因、脳の”自動フィルター”にあった|大阪 レイキ
こんにちは。 大阪 京橋のレイキサロン「灯-TOMORI-」の足立みずほです。
前回の記事では、私たちが「変わりたい」と願っても、なかなか変われない本当の理由は、意志の弱さではなく、脳の強力な『現状維持機能(見えない壁)』にある、というお話をしましたね。
そして最後に、「その壁は、一体何を基準に作られているのか?次回は、その設計図の秘密に迫ります」と、お伝えしました。
その「設計図」。 それは一言でいうと、あなたの脳が世界を見る時にかけている、
あなただけの『色眼鏡』のようなものです。
この色眼鏡をかけているせいで、私たちは無意識に、今の自分にとって「都合のいい情報」だけを見つけ、反対に、人生を好転させるような「都合の悪いチャンス」は、見て見ぬふりをしてしまうことがあるのです。
だからこそ、 「あの人はいつも運がいいな…」 「どうして私には、良い話が巡ってこないんだろう…」 そんな風に、感じてしまうのかもしれませんね。
もし、あなたがチャンスや幸運を見つけられていないとしたら。 それは、あなたの周りにチャンスがないからではありません。
あなたの脳の”自動フィルター”、つまりその『色眼鏡』が、あなたにとって本当に重要な情報を見えなくしてしまっているだけ、なのです。

【解説】あなただけの「優秀な秘書さん」の正体
私たちの脳には、「RAS(ラス)」という、超優秀な秘書さんのような機能が備わっています。 RASは、毎秒膨大な量で入ってくる五感の情報の中から、「これはご主人様にとって重要です!」と判断したものだけをピックアップし、私たちの意識に届けてくれます。
例えば、あなたが「赤い車が欲しいな」と思った瞬間から、街中に赤い車ばかりが走っているように見えたり。妊娠を意識し始めると、急に周りの妊婦さんが目につくようになったり。 これは、あなたの秘書さん(RAS)が、「赤い車」や「妊婦さん」を”重要情報”だと認識し、それ以外の情報をカットして、優先的に見せてくれているからなのです。

【スコトーマ】脳が作り出す「心理的な盲点」
では、秘書さんが「重要ではない」と判断し、カットされた情報はどこへ行くのでしょうか? それが、「スコトーマ」と呼ばれる、心理的な盲点です。 車の運転席から見えない「死角」のように、そこにあるのに、私たちには全く認識することができません。
つまり、あなたの人生のチャンスや、悩みを解決するヒントは、実はすぐ目の前にあるのかもしれない。 でも、あなたの秘書さん(RAS)が「これはあなたには関係ありませんよ」と判断しているから、あなたの世界には存在しないことになっているのです。
【最初のステップ】自分の「フィルター」の存在に気づく
もし、人生を変えたいと願うなら、まず必要なのは、この優秀すぎる秘書さん(RAS)に、「何が重要なのか」を、もう一度教え直してあげること。
「今までの基準で情報を選ばなくていいんだよ」「これからは、こういう情報を集めてきてね」と、新しい指令を出してあげることです。
そのためには、まず自分の脳に、そんな自動フィルター機能があるという事実を知り、「私は、自分が見たいようにしか世界を見ていなかったんだな」と気づくことが大切です。
【次回予告】
では、その秘書さんは、一体何を基準に「重要情報」を選んでいるのでしょうか? 次回は、そのフィルターの設定をコントロールしている、あなたの心の奥にある「設計図」の秘密、「セルフイメージ」と「ビリーフ」について、詳しくお話ししていきますね。