「気分よくすれば幸運が来る」は本当?スピ迷子体験から学んだリアルな引き寄せの法則
プロローグ:私は引き寄せマスターになったつもりだった
「気分よくいることが引き寄せのコツ!」
「ワクワクに従えば宇宙が応えてくれる!」
スピリチュアル界隈でよく聞くこの言葉を真に受けた私は、完全に快楽主義まっしぐら。
美味しいもの食べて、お酒飲んで、「これは魂のサイン!」と都合よく解釈。
お金がなくても「本当に望むなら、お金は後からついてくるはず!」と唱えながら高額講座にポチッ。
結果? 引き寄せたのは、軽くなったお財布だけでした。
そこで私は思ったのです。
「気分よくしてるのに、なんで現実は変わらないんだ?」
答えを探す中で出会ったのが、仏教の智慧でした。
欲や感情に振り回されず、現実をありのままに見つめる視点。
それは私が迷子になっていたスピリチュアルと、びっくりするくらいリンクしていたんです。
第一章:「気分がいい」の勘違い
私がやっていたのは「正しい心地よさ」じゃなくて、「楽な心地よさ」。
快楽に流されてるだけで、本当の幸福感とはまったく別物。
砂糖の塊を食べて「甘くて幸せ〜」って言ってるのと同じ。
本当の“気分のよさ”って、仏教でいう「欲望に振り回されない落ち着き」から生まれる。
現実をしっかり見据えた上での安らぎなんです。
でも当時の私は真逆。欲望全開、現実逃避、自分中心。
これじゃ仏陀も「それは違うよ〜」って苦笑いしてたと思う。

第二章:現実を無視する“浄化”の落とし穴
気分よくしてるはずなのに現実が変わらない。
そこで私は「ネガティブを浄化せねば!」とばかりに、呼吸法やセルフヒーリングをひたすら実践。
でもこれもまたズレてたんです。
本当のマインドフルネスは「今この瞬間をそのまま受け入れること」。
嫌なことも込みで。
なのに私がやっていたのは“選択的マインドフルネス”。
見たいものだけ見て、見たくない現実は「浄化!」の名の下にスルー。
実際は銀行残高は減り続けてた。
それを「まだ浄化が足りない」なんて言って逃げるんじゃなくて、
「なぜこうなったのか」を冷静に見つめることが、ほんとの浄化だったんです。

第三章:ちょうどよい加減という名の現実的スピリチュアル
仏陀が説いたのは“極端を避ける道”🟰中道。
現代風に言うなら、
「気分よくいるのも大事。でも現実もちゃんと見ようね」 ということ。
実践のヒント
- 感情と行動を分ける
「ワクワクする」=「買っていい」ではない。
一度立ち止まって、本当に必要かを考える。 - 短期的快楽と長期的幸福を区別する
今の“気分のよさ”が、後で苦しみを生まないか?
未来の自分は今の選択をどう思うか? - 現実を受け入れつつ希望を持つ
お金がない、は事実。
でも「工夫すれば改善できる」もまた事実。
第四章:日常でできる実践的なヒント
ここで、元・迷子からあなたへのアドバイスを。
1. 「引き寄せ」を「引き受け」に変える
宇宙に丸投げじゃなくて、自分の現実を自分で引き受ける。
気分がいい時も悪い時も、まずは現実と向き合うこと。
2. 「魂のサイン」を一回疑う
「これって魂の声だ!」と思った時こそ一歩止まる。
それ、本当に魂?それとも欲望の仮装?
3. 小さな現実改善から始める
- 家計簿アプリで昨日の支出だけ入力
- 必要なものリストを作って優先順位を決める
- 1日1タスク(小さくていい)を完了させる
4. 本当の“気分よさ”を育てる
- 誰かの役に立った時の温かさ
- 努力が報われた時の達成感
- 自然にふれた時の穏やかさ
こういう静かな満足感こそ、土台になる“いい気分”なんです。
第五章:失敗から学んだこと
今振り返ると、あの迷子時代も全部学び。
財布が空っぽになったのも、高額講座で失敗したのも、立派な先生。
そこから学んだのは――
- 気分と判断は別物
- 現実逃避は一時しのぎ
- 本当の豊かさは内側から
- そして「ちょうどいい加減」が最強の引き寄せ法
エピローグ:本当の引き寄せは自分の内側にある
結局のところ、本当の「引き寄せ」って、外から何かを呼び込むことじゃなくて、内側にすでにある豊かさに気づくことなんだと思う。
欲望や都合のいい解釈に振り回されず、現実をちゃんと見て、でも希望も忘れない。
そんなバランス感覚こそが、結局いちばんの近道だったりする。
…と偉そうに書いてるけど、私自身、何度も迷子になって学んだだけ(笑)。
だからこそ断言できるのは「迷ったっていい」ということ。迷子の道中でしか見つからない学びもあるから。
ただし、迷いっぱなしで財布まで迷子にならないようにね😉