「思い通りにならない…」に疲れたあなたへ。結果が出ない時の心の整え方
苦しみの正体は「思い通りになるはず」という思い込み
「こんなに頑張ってるのに成果が出ない!」
「なんであの人はうまくいくのに、私はダメなんだろう?」
「一生このまま頑張り続けないといけないの…?」
そんな焦りや不安で胸がいっぱいになったことはありませんか?
私も起業したての頃、同じ気持ちを何度も味わいました。今もぶつかります。
目標や理想がある人、向上心がある人ほど、この苦しみにぶつかりやすいと思います。
仏教の基本のひとつに「一切皆苦(いっさいかいく)」という言葉があります。
これは「人生はすべて苦しい」という意味ではなく、「思い通りになるはずだと思い込むことこそが苦しみの原因」だということ。
2. 無明(むみょう)という落とし穴
仏教では、現実を正しく見られない状態を「無明」と呼びます。
- 努力したら必ず結果が出るはず
- 人は思い通りに動いてくれるはず
- 未来は自分の計画どおりになるはず
この「はず」が裏切られた時に、人は強いストレスを感じます。
でも本当は、結果や他人は自分でコントロールできないんです。
ダイエットも同じですよね。最初は「永遠に我慢しなきゃいけないのか」と苦しくなるけど、ある時ポンッと成果が出た瞬間、「もっと続けたい!」と楽しめるようになる。
結果は「縁」が揃った時に訪れるもの。だから焦りは禁物なんです。

3. 種まきと縁 〜因縁果の法則〜
仏教では「因縁果(いんねんか)」という考え方があります。
- 良い種(因)をまけば、良い芽(果)が出る
- 芽が出るかどうかは「縁(環境要因)」次第
- 悪い種をまけば、悪い結果になる
つまり、私たちにできるのは「どんな種をまくか」を選ぶことだけ。
芽が出るタイミングまではコントロールできません。

4. 欲が苦しみを作る
「早く結果を出したい!」
「なんで私だけ報われないの?」
その焦りや苛立ちは、欲から生まれます。欲が妨げられた時に、怒りになる。
種をまいたら芽が出るのは自然の摂理。でも、根を引っ張って「早く出ろ!」としたら逆に壊れてしまう。
だからこそ、できること(種まき)に集中し、できないこと(縁)は手放す。
この切り分けが心をラクにするポイントです。
まとめ
- 思い通りにならないのが人生の前提
- コントロールできるのは「自分の種まき」だけ
- 結果は縁が揃った時に自然とやってくる
焦って不平不満を言うのではなく、淡々と良い種をまくこと。
これが一番シンプルで、確実な未来の作り方です。
そして何より、この法則を知っていると安心できます。
「やることはわかっている」と思えるから。
不安や焦りで空回りせず、今ここに集中できるから。
そうは言っても、それができないあなたに
とはいえ、「わかっているけどできない…」そんな時もあるよね。
思い通りにならない現実にイライラして、感情に飲み込まれてしまう。私もそうだったからよくわかる。
そんな時、レイキは大きな助けになります。
手を当てるだけで心が落ち着き、穏やかさを取り戻せたり、呼吸を続けることで視野が広がり、「うまくいかない!」と焦っている自分を一歩引いて眺められるようになる。
その結果、ストレスや執着から自然と離れ、目の前の「今できること」にシフトできるんです。
もし「やってみたいな」と思ったら、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
