「理想の自分」とのギャップに苦しむあなたへ──自己受容が幸せの第一歩
「こんなのは私じゃない!本当の私はこうじゃない!」
「本気を出せばもっとできるのに、今はただ出してないだけ」
「潜在能力さえ発動できれば、私は理想の私になれる」
「天職にさえ就けば、うまくいくはず」
「もし、環境さえ整っていたら私はこうじゃなかった」
──そんな思いに縛られていませんか?
私たちがしんどくなる一番の原因は、理想の自分と現実の自分のギャップです。
私自身もずっと、この落とし穴にはまって苦しんできました。
仏教の視点から見た「ギャップの苦しみ」
仏教では、無明(真理を知らない)から愛(執着)が生まれ、欲・渇望へとつながり、やがて苦しみを生むと説かれます。
「理想の自分でなければならない」という思い込みはまさに執着です。
それが強くなるほど「現実の自分はダメだ」と否定し、苦しみが増えていくのです。
でも、それは幻想にすぎません。
“理想の自分”はどこにも存在せず、ただ「今の自分」を否定しているだけなのです。
なぜ現実逃避が起こるのか
現実逃避は、ただ「見たくないから」起こります。
「見てしまったら惨めになる」「恐怖でつぶれる」という思い込みがあるからです。
でも実際には、それも幻想。
仮に今そう感じていても、それは 過去にそういう選択をしてきた結果 にすぎません。
これから先の未来も続く“運命”ではないのです。
大切なのは「今からどうするか」。
少しこわいけれど、一度勇気を出して受け入れてみると、
「あ、この感情もやがて消えていくんだ」と実感できます。
(詳しくは別記事「ヴィパッサナー瞑想」の解説でお伝えします)
勇気が出ないときは、セルフヒーリングがおすすめ。
レイキを使えば、こわがっているエゴを物理的に安心させてあげられるんです。

心理学:自己理論から見た苦しみ
心理学(自己理論)でも、苦しみの正体は「本当の自分と理想の自分とのギャップ」と言われます。
- 「理想の私になれない=今の私はダメだ」と決めつけてしまう
- 他者基準や比較に振り回される
- 完璧でない自分を許せない
こうした思いが自己否定を深め、さらに現実逃避を強めてしまいます。
でも、本当に必要なのは「今の等身大の自分を認める」こと。
私自身の体験から
私は長い間、過剰な理想像に苦しめられてきました。そして現実的に、人生がうまく行っていませんでした。
- 買い物依存(モノさえあれば素敵になれる)
- アルコール依存(「こんなのは私じゃない」と現実逃避)
- 仮面の恋愛(本当の私を知られたら嫌われるという恐怖)
- 占いジプシー(「本当の自分さえわかれば…」という自己否定)
- 過食(現実から逃げたい心)
これらはすべて、今の自分を認められなかったから起きたことでした。
抜け出す第一歩
だからこそ大切なのは、こわくても「今の自分」を受け入れると決めることです。
- できないことではなく「できること」にフォーカスする
- なぜ理想の自分でないといけないのか? → それって他者基準じゃない?
- 完璧に見える人もみんな悩んでいる。みんな同じ。
そう気づいたとき、「今の自分もオッケー」と言える勇気が生まれます。

レイキが助けになる理由
実は、この「自己受容」のステップを体系的に学べるのがレイキ講座なんです。
レイキで一貫して学ぶのは、理想の自分になることではなく、“ありのままの自分”を認め、ゆるし、愛すること。
- 初級では「自分を癒す」ことから始まり、
- 中級では「他者を癒す」プロセスを通じて自己理解を深めさらに癒され、
- 上級では「本当の自分で、意識をどう使いこなして人生を創造するか」へと進みます。
つまり段階を追って、
自己受容 → 自己信頼 → 自己創造
へと歩んでいけるようになっているのです。
私自身、10年以上「自己啓発やスピリチュアル迷子」でしたが(笑)、
レイキを体系的に学んだことで、他のメソッドなら時間をかけて遠回りするプロセスを一気に進めることができました。
これは実証済みです。
だから「今の自分を認める」ことがどうしても怖いときでも、
レイキの実践はこわがっているエゴを安心させる具体的な手段になります。
おわりに
しんどさの元凶は「理想の自分と現実のギャップ」にあります。
でも、それは幻想であり思い込みです。
どんな自分でも「これでいい」と認めたとき、未来は変えられます。
過去は関係ありません。今の選択が未来をつくるのです。
もし信じられないなら、まずはセルフヒーリングから。
安心できる小さな一歩が、あなたの自己受容を助けてくれるでしょう。