あなたの人生を、裏で操っている「見えない脚本」の正体
こんにちは!日本レイキ協会認定師範の、足立みずほです。
「どうして私の人生はいつもこうなんだろう…」 恋愛、仕事、人間関係…。登場人物や舞台は変わるのに、なぜかいつも同じようなパターンでつまずき、同じような場所で、立ち往生してしまう。
「いい加減、こんな人生、変えたい!」 そう、本気で思っているあなたへ。 大丈夫。そのループには、シンプルな「仕組み」があります。そして、その仕組みさえ理解すれば、あなた自身の力で、そのループから抜け出すことができます。
今日はその、あなたの人生を支配する「見えない脚本」の正体と、その書き換え方について、心理学視点と私の経験を元に、お話しします。
あなたの人生を支配する「人生脚本」とは?
私たちの中には、自分でも気づかないうちに、無数の「もう、必要のない、思い込み(信念)」が存在します。そのほとんどは、私たちが、まだ、無力だった、幼少期に、自分を守るために作った、生存戦略です。心理学では、これを「人生脚本(ライフスクリプト)」と呼ぶことがあります。
かつては、あなたを守るためだった、その脚本。しかし、大人になった今、それは、あなたの可能性を縛り付け、同じパターンを繰り返させる「呪い」へと、変わってしまっているのです。
いくつか、具体的な「脚本」の例を見てみましょう。あなたの心当たりがあるものは、ありますか?
- 私が、我慢すれば、丸く収まる」脚本:
子供の頃、自分が「いい子」でいることで、その場の平和が保たれる、という経験から作られる。→ 大人になっても、常に、自分を後回しにし、他人に尽くしすぎて、虚しさを感じる。 - 「ありのままの私は、愛されない」脚本:
親から、個性や、ありのままの感情を、否定され続けた経験から作られる。→ 大人になっても、「いい人」の仮面をかぶり、心の奥底では、深い孤独感を抱えている。 - 「結果を出せない私に、価値はない」脚本:
努力のプロセスではなく、「成果」だけを、褒められた経験から作られる。→ 失敗を極度に恐れ、本当にやりたい、リスクのある挑戦を避け、常に「無難な道」を選んでしまう。 - 「人に、頼ってはいけない」脚本:
「迷惑をかけるな」と、厳しくしつけられたり、甘えることが許されない環境から作られる。→ どんな困難な状況でも、一人で抱え込み、誰にも「助けて」と言えない。 - 「世界は、いつ、裏切るか分からない」脚本:
不安定な家庭環境などから、「安心できる場所など、どこにもない」と学ぶことで作られる。→ 人を心から信頼できず、親密な関係を築くことに強い恐怖を感じる。

この脚本の、二つの「顔」:心理学と、脳科学
ではなぜ私たちは、この古くて重たい脚本を、手放せずにいるのでしょうか? これには、「心(心理学)」と「脳(脳科学)」、二つの側面から光を当てることができます。
【心理学の視点:手放さない“目的”がある】
アドラー心理学では、これを「目的論」で説明します。「過去の原因が、今を作っている」のではなく、「未来のある“目的”のために、今のままでいることを、選んでいる」と。
その「目的」とは、「これ以上、傷つかない」という、切実な、自己防衛です。「どうせ、私なんて…」という脚本を握りしめていれば、本気で挑戦して大失敗するという、最悪の痛みから逃げることができるからです。
【脳科学の視点:脳が“自動運転”している】
あなたの「脚本」は、脳の中に、物理的に存在する「神経細胞の太い情報の高速道路」です。何度も同じ経験を繰り返すことで、その回路は強化され、焼き付けられます。 脳は、エネルギーを節約するため、いつでもこの、最も慣れ親しんだ「高速道路」を使おうとします。これが、あなたが変えようと思っても無意識に、同じ思考や行動を繰り返してしまう「自動思考」の、正体です。

私が「インナーチャイルドの癒し」をやめた理由
では、この脚本にどう対処すればいいのか。 ここで、多くの人が「過去を掘り返し、原因を探す」という、終わらない旅に出てしまいます。何を隠そう、かつての私がそうでした。
私は、自分の「生きづらさ」の根本原因を知りたくて、インナーチャイルドと向き合うというワークに、明け暮れていました。ある有料セッションで、こう言われたのです。 「あなたのブロックは、過去生にあるかもしれない。それを解除するには、この、高額なコースでしか、無理ですね」と。
その瞬間、私は、気づきました。「…これって、キリが、なくない?」「この探求に、本当に、意味はある?」「もしかして、カモだったかも」と。 私はそこで、過去の「犯人探し」を一切、やめました。
本当の道 ― あなたの「現実」を、ただ、見つめる
私が、最も効果があったと断言できる方法。
それは、あなたの「今、この瞬間の、現実」を、ありのままに、直視することです。
あなたの「現実」こそが、あなたの「思い込み」を、何よりも正確に映し出している、最高の“鏡”だからです。
もちろん、これが一番、難しい。だって、それこそがあなたがこれまで向き合いたくなくて、ずっと逃げてきた感情や、現実そのものだからです。 でも、本気で変わりたいと願うなら。勇気を出して、その鏡を、覗き込んでみるのです。
「なぜ、私の現実は、こうなっているんだろう?」
その時、すぐに答えが出なくても大丈夫。ただ自分に、問いかけ続ける。 すると、ある日ふと、「そうか。私は、こんな風に思い込んでいたんだな。もうこの考えはいらないな」と、あなた自身の内側から、「気づき」が、訪れる瞬間が必ずやってきます。

結論:最高の“相棒”と共に、脚本を書き換える
しかし正直な話、心と体のエネルギーが枯渇し、疲れ果てた状態のままでは「自分の現実を直視する」という、人生をかけた「覚悟」なんて、できるはずがありません。
その、あなたの「決断」と「覚悟」を、最もパワフルに、そして優しくサポートしてくれるのがレイキという、最高の“相棒”です。
レイキは、ただの癒やしのエネルギーではありません。 それは、あなたが、
- 自分自身の力で、自分の心を、深く、癒やし続けるための「技術(セルフヒーリング)」 であり、
そして、 - 自分自身の力で、人生の主導権を取り戻すための「意識の使い方(セルフコーチング)」 です。
この、両方を、同時に、あなた自身の手の中に、取り戻すことができるのです。
そうやって、自分を癒やし、エネルギーで満たし続けていると、ある日ふっと、あなたの内側から力が湧いてくる瞬間が必ず訪れます。 「よし、現実を見よう!」「新しい一歩を、踏み出そう!」と。
だから、焦らなくて大丈夫。勇気が出ないのに、無理に過去と向き合う必要はありません。
あなたの内側が、ちゃんと、「その時」を教えてくれるから。
さあ、あなたの人生の、脚本家は、あなた自身です。 新しい物語を、ここから、一緒に、始めましょう。
足立みずほ|どん底から自由になれるまでのリアルストーリー
