考えすぎが止まらない理由は「脳の仕組み」だった|具体的に抜け出す3つの方法
「考えたくないのに、同じことばかり浮かんでしまう」
そんな経験はありませんか?
これは性格や意志の弱さではなく、
脳と神経の仕組みによって起こる“自然な反応”です。
この記事では、同じ思考がぐるぐる続いてしまう理由と、
その流れをやさしく止める方法をお伝えします。
■ 1. 「考えすぎ」が止まらない本当の理由
① 脳はネガティブを優先して記憶するようにできている
人間の脳は、進化の過程で 危険を見逃さないこと を最優先に発達しました。
そのため、嫌だった出来事・不安・失敗などの“ネガティブ情報”ほど強く記憶し、何度も思い出してしまいます。
これは脳の「身を守るための仕組み」なので、悪いことではありません。
② “安全かどうか”を確認するために考え続けてしまう
脳は不安を感じると、
「これは本当に大丈夫なのか?」
「もっと確認しないと危険かもしれない」
と判断し、同じ思考を繰り返します。
つまり、考えすぎは脳があなたを守ろうとしているサインなのです。
③ 身体が緊張していると、思考が暴走しやすい
ポリヴェーガル理論(自律神経の仕組み)では、
身体が緊張していると、脳が“危険モード”になりやすいと言われています。
- 呼吸が浅い
- 肩やあごが固い
- 夜になると不安が強くなる
- 思考がネガティブに偏りやすい
こうした状態は、神経が休めていないサインです。
身体が緩んでくると、不思議と考えすぎは落ち着いていきます。

■ 2. 考えすぎをやさしく止める3つの方法(科学的アプローチ
STEP1:まずは“身体の緊張”をゆるめる
思考は、身体が落ち着くと自然に静かになります。
すぐできる方法としては…
- 6秒かけてゆっくり息を吐く
- みぞおち(太陽神経叢)を温める
- 足裏を感じ、地面にしっかり立つ
- 肩とあごの力を抜く
たったこれだけでも、自律神経が整い「安心モード」に切り替わります。

STEP2:思考と自分を“切り離す”
同じことを考え始めたとき、心の中でこうつぶやいてみます。
「あ、今の私は考えすぎモードに入っているな」
これは、心理学でいう“メタ認知”。
思考に飲み込まれず、冷静に自分を見つめる力です。
否定したり、無理に止めようとしなくてOKです。
“客観的に眺める”だけで、思考のスピードがゆっくりになります。

STEP3:脳に「別のタスク」を与える
脳は、一度に複数のことを処理するのが得意ではありません。
だから、意図的に別の作業をすると、考えすぎのループが中断されます。
例えば…
- 目に入ったものを「赤・青・白」のように色だけ口に出す
- 5つの音を順番に聞いてみる
- 名前を声に出す
- 数秒だけ、歌のワンフレーズを口ずさむ
一瞬、“今ここ”に意識を戻してあげることがポイントです。
■ 3. 根本的に「考えすぎしにくい脳」に変える習慣
① 睡眠を整える
寝不足は、脳の判断力(前頭前野)を大きく低下させ、
ネガティブ思考が強くなる原因になります。
② 安心できる人との交流を増やす
ポリヴェーガル理論では、
「安全な他者の存在」が神経を落ち着かせる最大の要因とされています。
温かい会話や信頼できる人との時間は、思考の鎮静剤になります。
③ 身体アプローチを取り入れる
- レイキの手当て
- アロマ
- ヨガ
- 深呼吸
こうした“感覚の刺激”は迷走神経を活性化し、脳の過剰な警戒モードを解除してくれます。

■ まとめ
「考えすぎ」は、あなたの弱さでも性格でもなく、
脳と身体が“あなたを守ろうとしている”反応です。
- 身体を整える
- 思考を客観視する
- 脳に別のタスクを与える
この3つを繰り返すことで、少しずつ“考えすぎない脳”へ変わっていきます。
安心は、練習で育てられます。焦らなくて大丈夫です。