About/私が灯-TOMORI-に込める想い
頑張っても、満たされなかった。
成果を追いかけていた会社員時代。香りとの出会い、施術に夢中になった日々、レイキ、そして独立。
遠回りして、ようやく見えてきたことがあります。
灯-TOMORI- 主宰 足立みずほ

成果が出ないと、
自分には価値がないと思っていた。
新卒で入ったのは、規則も成果管理も厳しい金融系の会社。やったこともない営業職でした。飛び込み営業で断られ続け、自信をなくしていきました。
当時は、仕事の成果が自分の価値だと思い込んでいました。もっと努力しよう。身体を鍛えよう。自己啓発書を読もう。身なりを整えよう。足りないものを外側に足してばかりいました。
けれど、心の扱い方は分からない。頑張っている人ほど苦しそうに見える職場で、私自身も「仕事はつらくても、生活のために続けるもの」だと思っていました。
自分の休ませ方は、知らなかった。

最初は、私自身が
癒される側だった。
22歳頃から、疲れるとマッサージへ通っていました。特に好きだったのがアロマトリートメントです。
香りを嗅ぐと、うまく言葉にできない今の気持ちを分かってもらえたような気がした。自分でも精油を集め始め、ずっと身近なものになりました。
成果や肩書きよりも、人が安心できる居場所や、受け入れてもらえる関係は何だろう。その問いはずっと心に残りました。
今思えば、あの頃から私は、心の癒しの可能性を探していたのだと思います。
やりたかった仕事を、
ようやく選んだ。
20代半ばにはセラピストになりたいと思っていました。それでも安定した会社を辞める勇気がなく、営業の仕事を約10年続けました。
限界を感じて転職した先は、まず、もみほぐしの店。最初の3年間はなかなか稼げず、早朝のアルバイトもしていました。でも、会社員だった頃より、心はずっと穏やかでした。
4年目、ずっと好きだったアロマトリートメントに本気で取り組むことを決めました。技術もカウンセリングも、時間とお金を惜しまず学び、日々練習を重ねました。約1年で店舗の指名数トップになるほど、お客様に選んでいただけるようになりました。
それでも、心は満たされなかった。
技術があっても、
目の前の人を見ていない時があった。
施術中なのに、自分の悩みや雑念が浮かぶ。お客様の一言が気になり、「今の施術でよかっただろうか」と答え合わせをしたくなる。
カウンセリングでも、相手の言葉を聴くより、自分が次に何を言うかを考えてしまう時がありました。
自分の不安に気を取られていたら、目の前の人へ本当に関心を向けることは難しい。技術を磨くだけでは届かないものがある、と痛感しました。

レイキに出会って、
自分の心と向き合い始めた。
施術者としてある程度の実績を積んだ頃、日本伝統式レイキに出会いました。高校生の頃から心の仕組みを学び、長く「私は何のために生まれたのか」「何をして生きたいのか」と問い続けていました。レイキには、その答えを頭で探すだけでなく、日常で実践して確かめる道筋があると感じました。
レイキを学び、日常で続ける中で、不安、怒り、慢心、こだわり。自分の心の反応に気づき、少しずつ手放していくようになりました。半年ほど経った頃から、自分の選択や行動、人との向き合い方も実際に変わり始めました。
自分を守るために気を張る時間が減るほど、目の前の人へ素直に意識を向けやすくなった。積み上げてきた技術も、以前より自然にお客様のために使える感覚が生まれました。
自分の在り方も、磨き続けたい。
そして、生涯かけて探究したいのは「癒し」だとはっきり分かるようになりました。私が考える癒しには、二つの方向があります。
疲れた心と身体を、整える。
疲れや悲しみを抱えているとき、安心して休み、少しずつ余裕を取り戻していく癒し。
自分を縛るものを、ほどく。
「こうあるべき」、恐れ、執着。知らずに身につけた制限に気づき、本来の力を自然に働かせ、自由に生きるための癒し。
元気に戻ることも、そこから自分の意思で選び、伸びやかに生きることも。私にとっては、どちらも癒しです。身体への施術だけでは扱いきれない心の仕組みを知りたくて、仏教の智慧を学び、発信も続けています。レイキも仏教も人生を代わりに変えてくれるものではなく、選び、行動するのは自分自身です。
ここで述べた変化は、私自身の経験です。誰もが同じ変化を得られるという意味ではありません。

独立して初めて、
「空間も施術の一部」だと知った。
独立当初は、シェアサロンから始めました。「技術があれば、きっと来てもらえる」。どこかでそう思っていたのだと思います。
けれど、以前の職場で満足いただいていた方にも、新しい場所では同じような安心を届けられないことがありました。
お客様が預けてくださるのは身体だけではない。時間も、気持ちも、期待も。技術だけでなく、空間、清潔さ、所作、温度、リネン、対話。その全部がひとつの体験になると学びました。
だから今の灯-TOMORI-では、お迎えからお帰りまでを、深い休息のために一つひとつ整えています。
灯-TOMORI-で、
お迎えしたい方。
仕事や人生に責任を持ち、ひとりで頑張ってきた。でも、気を張り、身体は力み、休んでいても頭が止まらない。灯-TOMORI-では、そんな方にこそお越しいただきたいと思っています。
実は、それはかつての私の姿でもありました。だからこそ、ただ「もっと頑張ろう」と言うのではなく、自分ではなかなかつくれない深い休息を届けたい。実際にそうしたお客様と出会い、私が提供したいことと求められることが重なると感じました。
頑張る力は、もう十分にある。灯-TOMORI-では、香り・温熱・タッチ・対話を重ね、誰かに委ねて力を抜ける時間を、ひとつの体験として設計しています。
次は力を抜いて、人生を楽しめるように。
日常が、道場。
余計な思考やこだわりを手放すこと。呼吸や姿勢を整えること。触れる手と技術を磨くこと。頭で分かったつもりにならず、まず自分の日常でやってみる。私にとって、その全部が同じ修行です。
普段からできていないことが、施術の時間だけできるわけがない。だから、日々の在り方も含めて癒しを探究しています。
もちろん、今でも焦るし、腹が立つこともあります。笑
気づいたら、またやり直す。完成はありません。
日本の「道」の精神で、癒しを探究する。
これは立派な人間になりましたという宣言ではなく、一生歩き続けると決めた道です。

関係は長く。
提供するものは、進化し続ける。
身体と心は、知るほどに奥深い。日常で真剣に向き合うほど、一生かけても学びきれないと思うようになりました。だから、新しい知識や方法に出会ったら、まず自分で試します。
呼吸も、姿勢も、身体づくりや減量も。実際に取り組んで変化を観察し、続けても役立つのか、どんな条件で無理なく再現できるのかを確かめる。自分に合ったことが誰にでも合うとは限らないからこそ、安全性と一人ひとりの違いを大切にしながら、お客様へのケアや提案に生かしてきました。
長く通ってくださるお客様との関係は続いても、提供するものは更新していきたい。いただいた対価を学びと技術、空間へ再投資し、より良い体験として還元していく。私はまだ修行中です。だからこそ、今できる最善で、目の前の一人に集中します。
経歴・資格。
足立みずほ
Mizuho Adachi
- NPO法人日本レイキ協会 認定師範
- AEAJ認定アロマセラピスト/アロマテラピーインストラクター
- 仏教カウンセラー
- 心理学系短期大学卒業/高校生の頃から約25年、心の仕組みを探究
- 施術歴10年・5,000件以上
- 営業・接客を含め、人と向き合う仕事に20年以上従事
まだ、道の途中です。
学び、試し、振り返り、また磨く。
その積み重ねを、目の前のお客様に還元していきます。